ケルンのギュルツェニヒ管弦楽団(Gürzenich-Orchester Köln)は、2015/2016シーズンから音楽監督を務めているフランソワ=グザヴィエ・ロト(François-Xavier Roth)との契約を延長した。任期は2022年に伸びる。ギュルツェニヒ管弦楽団は1827年の創設。名称はギュルツェニヒ邸の跡地に本拠地のホールを置いたことに由来する。ケルン歌劇場の専属オーケストラでもあり、ロトはケルン市の音楽総監督も兼ねている。
ロトは1971年、パリ生まれの46歳。パリ高等音楽院で学んで指揮者として活動を始め、作曲年代に合わせて楽器を使い分けるオーケストラ「レ・シエクル」を2003年に創設。彼らと録音したストラヴィンスキー《春の祭典》が2014年の「日本レコードアカデミー賞」の大賞を受賞している。日本のオーケストラへの客演も多い。2011年からは、2016年に活動を停止するまで南西ドイツ放送交響楽団バーデン=バーデン/フライブルクの首席指揮者を務めていた。2015年11月にはベルリン・フィルにもデビューしている。
写真:Berliner Philharmoniker
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ケルン発 〓 ギュルツェニヒ管弦楽団が音楽監督フランソワ=グザヴィエ・ロトとの契約を延長
2018/10/13
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