数百万ドルに及ぶ財政危機、ケネディ・センターの改修工事で本拠地が使えないという二重のピンチに見舞われている米国のナショナル交響楽団が新シーズンについて、ワシントンD.C.の会場に加え、メリーランド州、バージニア州で会場を確保しながら公演を続けていくことを発表した。発表では財政危機をどう回避するかについては触れられていない。
発表によると、ワシントンD.C.では、ジョージ・ワシントン大学リスナー・オーディトリアム、リンカーン・シアターの2カ所で公演を行う他、メリーランド州はストラスモア・ミュージック・センター(ノース・ベセスダ)、メリーランド大学クラリス・スミス・パフォーミング・アーツ・センター(カレッジ・パーク)の2カ所を確保。また、バージニア州ではジョージ・メイソン大学センター・フォー・ジ・アーツ(フェアファックス)、ノーザン・バージニア・コミュニティ・カレッジ、レイチェル・M・シュレシンジャー・コンサート・ホール・アンド・アーツ・センター(アレクサンドリア)の2カ所で公演を行うという。
音楽監督を務めるジャナンドレア・ノセダ(Gianandrea Noseda)にとって、新シーズンは就任10シーズン目という節目。2027年4月には複数州にまたがる全米ツアーも組み込まれた。ただ、改修工事は2028年夏のリニューアル・オープンをめざしており、分散開催を余儀なくされる状況が1シーズンで済むかどうかについても不確実で、財政危機をどう回避するか、今後も予断を許さない。
写真:National Symphony Orchestra
ワシントン発 〓 ナショナル交響楽団が本拠地のケネディ・センターの改修工事で、ワシントンD.C.、メリーランド州、バージニア州を巡回
2026/08/19
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