第2回「スピヴァコフ国際ヴァイオリン・コンクール=International Violin Competition Vladimir Spivakov」の本選が20日に行われ、スペインのマリア・ドゥエニャス(María Dueñas、15)が優勝した。2位にはロシアのフョードル・ベズノシコフ(25)、3位は日本の栗原壱成(22)だった。ドゥエニャスはグラナダ生まれで、ウィーン国立音楽演劇大学でボリス・クシュニール (Boris Kushnir)に師事、グラーツ国立音楽演劇大学でも学んでいる。本選で彼女はパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番を演奏した。ドゥエニャスにはイタリア・モダンの名器、1912年製のリッカルド・アントニアッツィ(Riccardo Antoniazzi)が贈られた。
ロシアのヴァイオリニストで指揮者のスピヴァコフの名を冠した国際ヴァイオリンコンクールは2016年の創設。ロシアのバシコルトスタン共和国の首都ウファで行われている。対象は15-26歳で、2年に一度の開催。スピヴァコフが芸術監督を務め、審査員には清水高師、ボリス・クシュニールがおり、委員長はボロディン弦楽四重奏団、東京クヮルテットで第1ヴァイオリンを務め、2002年から米国イーストマン音楽院教授のミハイル・コペルマン。授賞式とガラ・コンサートの模様は21日午後5時(日本時間21日午後11時)からストリーミング配信される。
写真:Violin Competition Vladimir Spivakov
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第2回「スピヴァコフ国際ヴァイオリン・コンクール」はスペインのマリア・ドゥエニャスが優勝
2018/09/21
【最終更新日】2018/09/22
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