アムステルダム発 〓 ボストン響がコンサートに遅刻、曲目も変更

2018/09/21
【最終更新日】2018/09/22

ボストン交響楽団のヨーロッパ・ツアーで17日、パリからアムステルダムにメンバー110人が移動できなくなるというハプニングが起きた。原因は午前11時に離陸するはずだったチャーター便の故障。パリからアムステルダムは高速鉄道、バスで5時間弱だが、バスによる長時間の移動は音楽家の組合との協定で認められていない。それを受けてオーケストラ側は取り急ぎ、新たに76人乗りのチャーター便を押さえたが、同時に空港の混雑で離陸が17時30分にしか許されず、アムステルダム到着が19時になることが判明した。

しかも、76人では当初予定されたショスタコーヴィチの交響曲第4番を演奏するには人数が足りないため、演奏する曲をベートーヴェンの交響曲第7番に変更。オーケストラ側が楽譜をPDFファイルでダウンロードし、そのデータを送ってコンセルトヘボウに出力してもらったという。コンセルトヘボウ側もコンサートの開始時間を20時15分から21時に変更してメンバーの到着を待つことになった。

結局、アムステルダムには予定通り到着、そこからオーケストラはバスで会場に急ぎ、リハーサルなしで演奏に臨んだ。ボストン交響楽団がベートーベンの交響曲を演奏するのは2年ぶりだったが、その演奏には惜しみない拍手が送られ、オーケストラのメンバーも感動したという。今回のヨーロッパ・ツアーは9月2日のロンドンからスタート。ウィーン、ルツェルン、パリ、ハンブルク、ベルリン、ライプチヒで公演を重ね、17日のアムステルダムが最終日だった。

写真:Boston Symphony Orchestra / Marco Borggreve


関連記事

  1. サンタンデール音楽祭 〓 2018年の音楽祭プログラムを発表

  2. シカゴ発 〓 シカゴ交響楽団の楽団員がストライキに突入

  3. 訃報 〓 指揮者のロジェストヴェンスキー死去

  4. ミュンヘン発 〓 バイエルン放送交響楽団に新コンサートマスター

  5. アトランティックシティ発 〓 「ミス・アメリカ2019」に若手オペラ歌手

  6. 東京発 〓 ブロムシュテットが「春の叙勲」で「旭日中綬章」を受章

  7. モスクワ発 〓 中国愛楽楽団が初のロシア・ツアー

  8. ローマ発 〓 ローマ歌劇場が2018/2019シーズンのラインナップを発表

  9. 北京発 〓 ピアノの一斉演奏でギネス記録を更新

  10. ワルシャワ発 〓 もう一つの「ショパン・コンクール」創設

  11. ウィーン発 〓 代役は指揮者!?

  12. バーミンガム発 〓 ミルガ・グラジニーテ=ティーラが契約を延長

  13. インスブルック発 〓 チロル交響楽団の首席指揮者に英国の若手指揮者ケレム・ハサン

  14. ロサンゼルス発 〓 ドミンゴのセクハラ疑惑に対応二分

  15. ザルツブルク音楽祭 〓 公演DVD発売:ティーレマン&フレミング

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。