フランスのパリ管弦楽団(Orchestre de Paris)が次期首席指揮者に、フィンランドの指揮者エサ=ペッカ・サロネン(Esa-Pekka Salonen)を迎えると発表した。任期は2027/2028シーズンから5年間。2021/2022シーズンから音楽監督のポストにあるクラウス・マケラ(Klaus Mäkelä)が2026/2027シーズンで退任するのを受けて。
サロネンはヘルシンキ生まれの65歳。シベリウス音楽院で、ホルンと作曲を学び、同級生の作曲家マグヌス・リンドベルイやカイヤ・サーリアホと実験音楽合奏団「トイミー」を結成。その後、フランコ・ドナトーニとニコロ・カスティリオーニのもとで研鑽を積み、作曲家としての活動をスタートさせた。
指揮活動をスタートさせたのは1983年、急きょマイケル・ティルソン・トーマスの代役としてロンドンのフィルハーモニア管弦楽団の指揮台に立ったのがきっかけ。以後、スウェーデン放送交響楽団(1984-1995)、ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団(1992-2009)、フィルハーモニア管(2008-2021)の首席指揮者を歴任した。
2020/2021シーズンからはサンフランシスコ交響楽団の第12代音楽監督に。しかし、理事会の将来像に共感できないと契約更新を拒否、この6月に在任5年で退任した。2024年には音楽界のノーベル賞とされる「ポーラー音楽賞=Polar Music Prize」を受賞している。
写真:San Francisco Symphony Orchestra
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パリ発 〓 エサ=ペッカ・サロネンがパリ管の首席指揮者に
2025/09/02
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