ウィーン放送交響楽団(Radio-Symphonieorchester Wien)の首席指揮者を務めるマリン・オールソップ(Marin Alsop)がこのほど、オーケストラから名誉指揮者に任命された。オールソップは2019/2020シーズンからその任にあり、2024/2025シーズンを最後に退任することが決まっている。
オーケストラはオールソップの在任中、2022年に「BBCプロムス」に初めて客演した他、スペイン、フランス、日本へのツアーを実施、ジョン・アダムズの《シティ・ノワール》を含む録音を行っている。
オールソップはニューヨーク生まれの68歳。2005年から2021年までボルティモア交響楽団の音楽監督を務め、米国のメジャー・オーケストラの音楽監督を務めた初の女性指揮者として知られる。
2023/2024シーズンからはポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団の芸術監督兼首席指揮者も兼任。ともに任期3年で、2023/2024シーズンから英国のフィルハーモニア管弦楽団の、2024/2025シーズンからはフィラデルフィア管弦楽団の首席客演指揮者に迎えられている。
写真:Radio-Symphonieorchester Wien
ウィーン発 〓 ウィーン放送響が首席指揮者のマリン・オールソップに名誉指揮者の称号

2025/06/05
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