ハーゲン発 〓 市立劇場の音楽総監督にセバスチャン・ラング=レッシング

2025/03/22

ドイツ西部にあるハーゲン市立劇場が音楽総監督にセバスチャン・ラング=レッシング(Sebastian Lang-Lessing)を迎えると発表した。2017/2018シーズンからその任にあったヨゼフ・トラフトンの後任で、任期は2025/2026シーズンから。

トラフトンの後任については昨夏、ヘルメス・ヘルフリヒトに決まった。しかし、ヘルフリヒトはその後、2025/2026シーズンからエアフルト市立劇場の音楽総監督に就任することになり、契約は破棄されていた。

ラング=レッシングはドイツ・ゲルゼンキルヒェン生まれの59歳。ハンブルクで学んだ後、ハンブルク州立オペラの副指揮者として指揮者としてのキャリアをスタート。その後、1993年にベルリン・ドイツ・オペラの芸術監督ゲッツ・フリードリヒから最年少の常任指揮者に抜擢された。

その後、フランス・ナンシーを本拠地とするロレーヌ国立オペラの音楽監督(1999–2006)、オーストラリアのタスマニア交響楽団の首席指揮者(2004ー2011)、米国のサンアントニオ交響楽団(2010ー2020)の音楽監督、ソウルの韓国国立オペラの音楽監督(2020ー2024)を歴任してきた。

写真:San Antonio Express


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ヴィースバーデン発 〓 パトリック・ランゲが任期残してヘッセン州立劇場の音楽総監督を退任、芸術総監督との方向性合わず

  2. ナポリ発 〓 裁判所がステファン・リスナーの復職認める、サン・カルロ劇場の総裁ポストめぐり

  3. ハリコフ発 〓 ロシアのウクライナ侵略に伴う攻撃で、オデッサに続いて、ハリコフのオペラハウスも破壊される

  4. ロンドン発 〓 「オペラ・アワード2020」、ノミネート作品を発表

  5. ウィーン発 〓 国立歌劇場が新制作の《ファウスト》をストリーミング

  6. ウィーン発 〓 国立歌劇場が3月第4週のストリーミング配信のラインナップを発表

  7. ボン発 〓 ベートーヴェン・フェスティバルが2021年のスケジュールを発表

  8. ベルリン発 〓 バレンボイムがベルリン・シュターツカペレの北米ツアーの指揮をキャンセル

  9. ベルン発 〓 スイスの劇場閉鎖、2月末まで延長の方向

  10. ベルリン発 〓 メルケル政権、コンサートなどのイベントは8月末まで禁止

  11. シドニー発 〓 オペラ・オーストラリアが夏の公演を断念、新型コロナウイルスの感染拡大で

  12. モンテカルロ発 〓 モンテカルロ歌劇場が《マノン・レスコー》の公演で、マリア・アグレスタの代役にアンナ・ネトレプコを起用

  13. ベオグラード発 〓 準・メルクルの投稿、思わぬ波紋

  14. ライプツィヒ発 〓 18代目の「トーマスカントル」にアンドレアス・ライズが就任

  15. ミラノ発 〓 シャイー緊急搬送される、スカラ座で指揮の途中に

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。