フランスのペイ・ド・ラ・ロワール地域圏政府がナントで行われている音楽祭ラ・フォル・ジュルネ(La Folle Journée)の予算カットを発表した。2025年の開幕が1月29日という時期での予算カットが物議を醸している。ラ・フォル・ジュルネはフランスを代表する音楽祭の一つで、2025年は30周年という節目の年。
発表によると、ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏政府は約1億ユーロの削減に迫られており、文化予算を70%以上削減するため、ラ・フォル・ジュルネの予算を18万ユーロ(約2,900万円)カットするという。音楽祭の総予算470万ユーロ(約7億5,000万円)の4%相当額に当たる。
ラ・フォル・ジュルネは低価格で音楽を楽しめるところが“売り”で、9,000枚近いチケットが5ユーロと安価。文化大臣は現地メディアのインタビューに「公的な文化サービスがない国で劇場に行くと、チケット代は10ユーロから20ユーロではなく、80ユーロから150ユーロします」と、低価格のチケット販売の見直しも示唆している。
写真:La Folle Journée
音楽祭プロフィールはこちら ▷
ナント発 〓 音楽祭ラ・フォル・ジュルネ、政府から突然予算をカットされる
2024/11/27
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。