フランス・ナントで行われている音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」。4日にシテ・デ・コングレ大ホールで行われた閉幕コンサートを指揮していた米国のジョセフ・スヴェンセン(Joseph Swensen)が演奏中に倒れ、病院に緊急搬送されるという事件が起きた。現地の報道によると、スヴェンセンは治療を受けて順調に回復しているという。
スヴェンセンは米国ニュージャージー州ホーボーケン生まれの63歳。父親がノルウェー系、母親が日系という家庭に育ち、ニューヨークのジュリアード音楽院でドロシー・ディレイらに師事。その後、指揮者に転身。これまでスコットランド室内管弦楽団の首席指揮者(1996-2005)、スウェーデンのマルメ歌劇場の音楽監督(2006-2011)などを歴任している。
また、2024/2025シーズンからはフランスのボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団の音楽監督に就任することが決まっている。4日に指揮していたのもアキテーヌ国立管で、ソプラノ歌手のマリー=ロール・ガルニエの最初の演奏が終わり、コンサートの4分の3が終わったところで倒れたという。
写真:Kaupo Kikkas
ナント発 〓 「ラ・フォル・ジュルネ」の閉幕コンサートで指揮者倒れ、緊急搬送される
2024/02/06
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