4日の《魔笛》の公演で、代役として「夜の女王」を歌った若手歌手が絶賛を浴びた。今年の《魔笛》は、「夜の女王」を自らの最大の当たり役にしているアルビーナ・シャジムラトヴァが出演してきたが、この日は開演3時間前になって体調不良で急きょキャンセル。開演まで時間がないため、若手歌手による「子供のための魔笛」公演に参加して「夜の女王」を歌っていたベルギー出身のエマ・ポスマンが急きょ出演した。ポスマンは1994年生まれの23歳。ゲントの王立音楽院でヘンドリキエ・ファン・ケルクホーフェに師事。その後、首都ブリュッセルのモネ劇場のアカデミーで研鑽を積んでいる。この日の公演はオーストリア放送協会(ORF)によって録画され、20万人を超える視聴者が放送を観たという。
写真:Salzburger Festspiele / Doris Wild
ザルツブルク音楽祭 〓 ベルギーの若手歌手が「夜の女王」の代役で大成功
2018/08/07
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。