ナポリ発 〓 サン・カルロ劇場に新総裁、ムーティ招聘への布石?

2023/07/29

イタリア・ナポリのサン・カルロ劇場の新しい総裁がイタリア放送協会(RAI)の最高経営責任者を5月に退任したカルロ・フォルテス(Carlo Fuortes)に決まった。総裁は2021年から、前のパリ国立オペラ総裁だったステファン・リスナーが務めていたが、メローニ政権が「オペラの支配人は70歳で引退」という方針を打ち出したことで6月に解任されていた。

カルロ・フォルテスはローマ生まれの64歳。2013年から2021年までローマ歌劇場の総裁を務め、指揮者のリッカルド・ムーティと仕事をした経験を持つ。サンジュリアーノ文化大臣がナポリ出身のムーティに「サン・カルロに戻って」とラブ・コールを送っていることから、イタリアのメディアには、ムーティ招聘への布石との観測が広がっている。

ムーティはこの28日に82歳になったばかり。2010/2011シーズンから音楽監督を務めてきた米国のシカゴ交響楽団との契約は2022/2023シーズンの終了をもって終了、現在は終身名誉音楽監督で、時間的には余裕がある。サン・カルロ劇場の音楽監督は新シーズン2023/2024シーズンから、ダン・エッティンガーがユライ・ヴァルチュハを後を受けて就任する。

写真:Teatro dell’Opera di Roma


関連記事

  1. サンフランシスコ発 〓 サンフランシスコ・オペラが2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  2. 訃報 〓 デール・クレヴェンジャー(81)米国のホルン奏者

  3. ウィーン発 〓 ウィーン・フィルが総裁二人に名誉会員の称号

  4. ウィーン発 〓 フォルクスオーパーが2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  5. ライプチヒ発 〓 ブロムシュテットがゲヴァントハウス管とシューベルト、ベルワルドの交響曲全集

  6. ローマ発 〓 劇場の閉鎖など、イタリア全土で4月3日まで継続

  7. ロサンゼルス発 〓 映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズ、作曲活動からの引退を撤回

  8. ノールショピング発 〓 ノールショピング交響楽団の首席指揮者兼芸術顧問にカール・ハインツ・シュテフェンス

  9. ロンドン発 〓 ジョシュア・ベルがアカデミー室内管との契約を延長

  10. ニューヨーク発 〓 メトロポリタン歌劇場がロシアのウクライナへの武力侵攻1周年で特別演奏会

  11. ウィーン発 〓 国立歌劇場がファッション・ショーとクラブ・パーティー

  12. カルガリー発 〓 カルガリー・フィルも楽団員84人全員を一時解雇

  13. デュッセルドルフ発 〓 シューマンの旧居の改修工事始まる、博物館としてリニューアル

  14. ミュンヘン発 〓 ミュンヘンに新ホール、バイエルン放送交響楽団の本拠地に

  15. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立歌劇場がシーズン閉幕を宣言、夏のミュンヘン・オペラ・フェスティバルも中止

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。