宮崎国際音楽祭(Miyazaki International Music Festival)が7日、2023年の概要を発表した。第28回となる2023年は、4月28日から5月14日の開催で、本拠地の「メディキット県民文化センター=旧・宮崎県立芸術劇場」を中心に全16公演が開催される。
音楽祭は1996年、日本を代表するヴァイオリニストの徳永二男を総合プロデューサー、世界的なヴァイオリニストアイザック・スターンを芸術顧問に迎え、「宮崎国際室内楽音楽祭」としてスタート。第7回からは現在の名称に変更された。
発表によると、2023年のテーマは「わたしの音に出会う旅」。ピンカス・ズーカーマン、三浦文彰、諏訪内晶子、ライナー・キュッヒルたちが顔を揃える。中でも、4年ぶりの出演となるズーカーマンは、ヴァイオリン、ヴィオラの演奏に加え、宮崎国際音楽祭管弦楽団を指揮して、チャイコフスキーの交響曲第4番を取り上げる。
一方、三浦は会場の聴衆からリクエストされた曲を演奏する『リクエスト・コンサート』を自ら企画。諏訪内はバッハの無伴奏パルティータをはじめ、チャイコフスキー、ブラームスの弦楽六重奏曲の演奏に加わる。
また、ウィーン・フィルのコンサートマスターを40年にわたって務めたキュッヒルは音楽祭メンバーたちと得意のワルツやポルカを取り上げるなど、それぞれの持ち味が活きるコンセプトのコンサートに取り組む。
写真:Miyazaki International Music Festival
音楽祭プロフィールはこちら ▷
宮崎発 〓 宮崎国際音楽祭が2023年の概要を発表
2023/02/08
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。