ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場から解雇された指揮者のジェームズ・レヴァイン(James Levine)が契約違反と名誉毀損で歌劇場を訴えていることが15日判った。 AP通信が報じたもので、メトロポリタン歌劇場の元音楽監督の弁護士がニューヨーク裁判所に対し、不公平な解雇を求める訴えを起こしたと伝えている。
レヴァインに対して歌劇場は12日、複数の青年へのセクハラ疑惑に絡み、解雇して関係を断つとの声明を発表していた。レヴァインは約40年の長きにわたって歌劇場の音楽監督として活躍し、解雇されるまで名誉音楽監督を務めていた。
報道によると訴えは、契約違反と名誉毀損を絡み、580万ドルの損害賠償と「レヴィンの名声、キャリアの回復」を要求。弁護士は歌劇場とピーター・ゲルブ支配人が「Mettoo運動の善意を冷淡にハイジャックし、レヴァインを歌劇場から追い出そうとする長年にわたるキャンペーンに利用された」と主張しているという。
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