ラスベガス発 〓 第64回「グラミー賞」発表

2022/04/05

第64回「グラミー賞=Grammy Award」が現地時間の3日、ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催された。元々は1月31日に開催予定だったが、新型コロナウイルスの世界的流行で延期されていた。受賞作は以下の通り。

メゾ・ソプラノの藤村実穂子が参加したグスターボ・ドゥダメル指揮のマーラーの交響曲第8番が「最優秀クラシック合唱」部門、チェロ奏者の松本エルが参加したアルバム『Mythologies』が「最優秀クラシック・ソロ・ヴォーカル・アルバム」を受賞している。

<最優秀録音アルバム>
 ●Chanticleer Sings Christmas
  レスリー・アン・ジョーンズ(録音)

<最優秀プロデューサー(クラシック)>
 ●ジュディス・シャーマン
        
<最優秀オーケストラ・パフォーマンス>
 ●フローレンス・プライス:交響曲第1番・第3番
  ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
  フィラデルフィア管弦楽団、他

<最優秀オペラ・レコーディング>
 ●フィリップ・グラス:歌劇《アクナーテン》
  カレン・カメンセク(指揮)
  メトロポリタン歌劇場管弦楽団、他
 
<最優秀合唱パフォーマンス>
 ●マーラー:交響曲第8番《千人の交響曲》
  グスターボ・ドゥダメル(指揮)
  ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団、他

<最優秀室内音楽 – 小編成パフォーマンス>
 ●Hope Amid Tears – ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全曲集
  ヨーヨー・マ(チェロ)
  エマニュエル・アックス(ピアノ)

<最優秀クラシック・インストゥルメンタル – ソロ>
 ●Alone Together
  ジェニファー・コー(ヴァイオリン)

<最優秀クラシック・ヴォーカル・アルバム – ソロ>
 ●Mythologies
  サンゲータ・カウル & ヒラ・プリトマン(ヴォーカル)

<最優秀クラシック作品集>
 ●Women Warriors – The Voices Of Change
  エイミー・アンダーソン(指揮)

<最優秀コンテンポラリー・クラシック・コンポジション>
 ●Narrow Sea
  キャロライン・ショウ(作曲)
  ドーン・アップショー(ソプラノ)
  ギルバート・カリッシュ(ピアニスト)
  Sō Percussion(パーカッション)

写真:Grammy Award


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ハンブルク発 〓 ブロムシュテットが当面の活動を休止、また転倒で怪我

  2. ブリュッセル発 〓 ベルギー国立管の首席客演指揮者にスペインのロベルト・ゴンザレス=モンハス

  3. ヴェルビエ発 〓 音楽祭が緊急救援基金起ち上げ、コロナ禍で苦境のフリー・アーティストに支援金

  4. ミュンヘン発 〓 ソプラノのディアナ・ダムラウに「ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章」

  5. パリ発 〓 フランス国立管の組合がフランス放送フィルのストライキに同調

  6. パリ発 〓 ハーディングの後任にクラウス・マケラ、パリ管の次期音楽監督

  7. トゥールーズ発 〓 トゥールーズ市長、トゥガン・ソヒエフにロシアのウクライナ侵略についてのコメント発表を要請

  8. アスペン発 〓 アスペン音楽祭がアスペン・フィルハーモニックのコンサートをすべてキャンセル

  9. クリスチャンサン発 〓 ジュリアン・ラクリンがノルウェーのクリスチャンサン響の首席指揮者に

  10. トゥールーズ発 〓 トゥガン・ソヒエフがキャピトル国立管との契約を延長

  11. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラが新制作の《ジュディッタ》をストリーミング配信

  12. サンターガタ発 〓 イタリア政府が競売危機のヴェルディの旧居を取得、オペラ界は総力あげてチャリティー・キャンペーン

  13. ミュンヘン発 〓 バイエルン州立オペラの新制作《ピーター・グライムズ》、新型コロナで初日を3月6日に延期

  14. アムステルダム発 〓 オランダ国立オペラが2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  15. サンフランシスコ発 〓 サンフランシスコ・オペラが2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  1. That cellist was simply lucky to play in a recording that was selected for a Grammy. Thousands of cellists at music conservatory around the world can play like that or much better.

    Japanese are famous for doing everything possible to promote Japanese musicians while doing everything in their power to keep non Japanese from the stage, unless it directly benefits them (local music managers, concert promoters, etc.). It’s so disgusting and shameful.

  1. この記事へのトラックバックはありません。