NHK交響楽団(NHK Symphony Orchestra)が25日、2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表した。新シーズンから首席指揮者に就任するファビオ・ルイージ(Fabio Luisi)は、9月の就任記念公演でヴェルディの《レクイエム》を含め、3種類のプログラムを指揮する。
新シーズンは、NHKホールのリニューアが終了、Aプログラム、Cプログラムは本拠地での開催に戻る。Bプログラムは従来通り、サントリーホールで行われる。ただ、マチネ公演は日曜日のAプロ、土曜日のCプロの開演時間が早まって午後2時開演に変更、一方、Cプロは金曜夜の開演時間が後倒しとなり、午後7時半開演となる。
ルイージが登場するのは、9月、12月、2023年5月の3回。一方、首席指揮者退任後、名誉指揮者に就任したパーヴォ・ヤルヴィは4月に登場する。また、95歳となる桂冠名誉指揮者ヘルベルト・ブロムシュテットは10月に客演、Aプロでマーラーの交響曲第9番、Bプロでグリーグのピアノ協奏曲とニールセンの交響曲第3番、Cプロでシューベルトの交響曲第1番と6番といった具合。
海外からの客演指揮者も充実しており、レナード・スラットキン、ヤクブ・フルシャ、ジャナンドレア・ノセダといった顔ぶれ。ロシアのウクライナ侵略で ロシアのボリショイ劇場とフランスのトゥールーズ・キャピトル管弦楽団の音楽監督を同時辞任し、その去就が注目されているトゥガン・ソヒエフも1月に登場する。
写真:Opernhaus Zürich / Monika Rittershaus
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東京発 〓 NHK交響楽団が2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表、トゥガン・ソヒエフも客演
2022/03/29
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