オーストリアの指揮者ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(Werner Andreas Albert)が84歳で亡くなった。アルベルトは1935年、ドイツ・ヴァインハイムの生まれ。ハイデルベルク大学で音楽学と歴史学を学ぶかたわら、ヘルベルト・フォン・カラヤンとハンス・ロスバウトに指揮法を学んだ。
1961年にハイデルベルク室内管弦楽団を振って指揮者デビュー。1963年に北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任し、1971年からはリスボンのグルベンキアン管弦楽団の首席指揮者に転じた。
その後、1974年から1980年までニュルンベルク交響楽団の首席指揮者に。1983年から1990年までクィーンズランド交響楽団の首席指揮者を務め、1993年にはクィーンズランド・フィルハーモニー管弦楽団に転じて顧問となり、1995年から1998年まで首席指揮者。
1990年代末にオーストリア国籍を取得。ラジオ放送のための録音を数多く残しており、ヒンデミット、コルンゴルト、プフィッツナー、フランケルのオーケストラ音楽の録音など、その数は600を超える。日本では、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団に客演している。
写真:Nordwestdeutschen Philharmonie
訃報 〓 ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(84)オーストリアの指揮者
2019/11/11
【最終更新日】2023/02/16
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