東京発 〓 ラ・フォル・ジュルネTokyo、2022年は開催中止。今後の開催見送りを発表

2022/01/28
【最終更新日】2022/02/15

ゴールデン・ウィークに開催されていた東京の音楽祭「ラ・フォル・ジュルネTokyo」が1月24日、今後の開催を見送ると発表した。2020年と2021年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ごく一部の公演を除いて中止されており、2022年に本格再開をめざしていた。オミクロン株の感染が広がっていることを受けての判断という。

「ラ・フォル・ジュルネ」は元々、1995年に音楽プロデューサーのルネ・マルタンがフランス北西部の港町ナントで起ち上げた音楽祭。会場に9つのステージが設けられ、そこで朝から晩までコンサートが行われるスタイルで、そのどれもが低価格で演奏時間が短いのが特徴。聴衆がアラカルトの料理を選ぶようにコンサートを楽しめるようにしたことで人気を集めた。

その日本版が「ラ・フォル・ジュルネTokyo」で、205年から丸の内の東京フォーラムを会場にゴールデン・ウィーク時期の音楽祭としてスタート。毎年30万人を超える来場者を数える日本屈指の音楽祭として知られてきた。

写真:La folle journee au japon


    音楽祭プロフィールはこちら ▷


関連記事

  1. ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 〓 開催中止を発表、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大受け

  2. 東京発 〓 東京・春・音楽祭が2024年の音楽祭の公演ラインナップを発表

  3. バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭がカタリーナ・ワーグナーとの契約を2030年まで延長、新設のジェネラル・マネージャーのとの権限分離で“芸術監督職”に専念

  4. バイロイト音楽祭 〓 2021年のスケジュールを発表

  5. ザルツブルク発 〓 フランツ・ヴェルザー=メストがザルツブルク音楽祭の指揮をすべてキャンセル、外科手術後にドクター・ストップ

  6. 東京発 〓 新国立劇場が2024/2025シーズンの公演ラインアップを発表

  7. シドニー発 〓 ハンダ・オペラが今年の公演を中止

  8. ザルツブルク発 〓 聖霊降臨祭音楽祭、2022年のオペラは《セビリアの理髪師》、芸術監督のバルトリ自ら出演

  9. 東京発 〓 新国立劇場が2022/2023シーズンの新制作、ムソルグスキー《ボリス・ゴドノフ》を無料ストリーミング配信

  10. ザルツブルク音楽祭 〓 2021年版の公式トレーラーをUP

  11. 札幌発 〓 PMF札幌2020が開催を断念

  12. グラフェネック発 〓 音楽祭開幕コンサートの指揮台に佐渡裕、幕開けは細川俊夫の新作ファンファーレ、ヴェルディのレクイエムは急きょ“合唱なし”

  13. ザルツブルク発 〓 ロバート・ウィルソン演出の《メサイア》で2020年のモーツァルト週間が開幕

  14. 京都発 〓 京都市響が常任指揮者の沖澤のどかとの契約を延長

  15. エクス=アン=プロヴァンス発 〓 夏のフェスティバルが2025年の公演ラインナップを発表

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。