デュッセルドルフ発 〓 シューマンの旧居の改修工事始まる、博物館としてリニューアル

2021/12/22

ドイツ・デュッセルドルフの旧市街にある作曲家ロベルト・シューマンの旧居の改修工事が始まったと、市が発表した。工事は旧居を博物館化するための改修工事で、513万ユーロ(日本円約6億5000万円)をかけ、2022年秋の完成予定という。

シューマンの旧居は、ビルカー通り(Bilker Str)にある3階建てのアパートメントの3階。シューマンは1850年年9月、デュッセルドルフの街の音楽監督になるためドレスデンから転居してきて、1852年9月1日からこの部屋に住んだ。

その後、自殺を図ってボン近郊の病院に入院する1854年3月までこの部屋に妻のクララ、家族と住み、最後の住処となった。この部屋でチェロ協奏曲、交響曲第3番《ライン》、ヴァイオリン・ソナタ第1番、ピアノ三重奏曲第3番などの作品を書いている。

写真:Städtischer Musikverein Zu Düsseldorf / Manfred Hill


関連記事

  1. アムステルダム発 〓 オランダも8月いっぱいイベント禁止、オランダ芸術祭も中止

  2. ミュンヘン発 〓 補償の必要ないとミュンヘン市政府の法律顧問、ゲルギエフ解任で

  3. プラハ発 〓 セミヨン・ビシュコフがチェコ・フィルの音楽監督を2028年に退任する意向

  4. ストックホルム発 〓 ロイヤル・ストックホルム・フィルが聴衆なしの3回のコンサートを配信

  5. フィラデルフィア発 〓 ピアニストのゲイリー・グラフマンがカーティス音楽院を退任

  6. グラーツ発 〓 グラーツ歌劇場が2018/2019シーズンのラインナップを発表

  7. クリーブランド発 〓 ウェルザー=メストが2027/2028シーズンでクリーブランド管の音楽監督を退任、在職25年は音楽監督として歴代最長

  8. クレモナ発 〓 ヴァイオリニストの横山令奈が地元の病院の屋上で世界に癒やしの調べ

  9. ウィーン発 〓 国立歌劇場の「オーパンバル」にアイーダ・ガリフッリーナとピョートル・ベチャワが出演

  10. ボストン発 〓 ボストン響が給与カットと一時休職で合意、タングルウッド音楽祭に希望繋ぐ

  11. ライプツィヒ発 〓 18代目の「トーマスカントル」にアンドレアス・ライズが就任

  12. チューリッヒ発 〓 チューリッヒ歌劇場が2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表

  13. ベルリン発 〓 ベンゲロフがストリーミング・サービスを開始

  14. ウィーン発 〓 国立歌劇場のボグダン・ロシュチッチ総監督が契約を延長

  15. バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭が25歳までの若者向けに特別枠、チケットが2枚まで1枚90ユーロ

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。