ドイツ・デュッセルドルフの旧市街にある作曲家ロベルト・シューマンの旧居の改修工事が始まったと、市が発表した。工事は旧居を博物館化するための改修工事で、513万ユーロ(日本円約6億5000万円)をかけ、2022年秋の完成予定という。
シューマンの旧居は、ビルカー通り(Bilker Str)にある3階建てのアパートメントの3階。シューマンは1850年年9月、デュッセルドルフの街の音楽監督になるためドレスデンから転居してきて、1852年9月1日からこの部屋に住んだ。
その後、自殺を図ってボン近郊の病院に入院する1854年3月までこの部屋に妻のクララ、家族と住み、最後の住処となった。この部屋でチェロ協奏曲、交響曲第3番《ライン》、ヴァイオリン・ソナタ第1番、ピアノ三重奏曲第3番などの作品を書いている。
写真:Städtischer Musikverein Zu Düsseldorf / Manfred Hill
デュッセルドルフ発 〓 シューマンの旧居の改修工事始まる、博物館としてリニューアル
2021/12/22
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