スイスのヴェルビエ音楽祭(Verbier Festival)のオーケストラ・メンバーに新型コロナウイルスの感染者が見つかり、7月16日の開幕を前にプログラムの変更などの対応に追われている。18歳から28歳の若手演奏家が集まるアカデミーのメンバーの帰休が決まった。
音楽祭は先日、複数のオーケストラ・メンバーが新型コロナウイルスに感染していたことを発表した。隔離されるメンバーが出るため、開幕コンサートは編成の小さい音楽祭室内管弦楽団で行うことが決まった。
また、それに合わせてプログラムも、ヴァレリー・ゲルギエフの指揮、デニス・マツーエフのピアノによるプロコフィエフの交響曲第1番《古典》、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番に変更された。
しかし、感染者が16人となり、さらに広がる恐れが出ていることから、12日と15日に全員のPCR検査を行い、参加メンバーが確定してから、開幕コンサートのプログラムを再度変更することを決めた。同時にアカデミーのメンバーに音楽祭を去るように指示を出したという。
写真:Verbier Festival
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ヴェルビエ音楽祭 〓 新型コロナのクラスター発生で開幕コンサートは再度のプログラム変更、アカデミーは一時解散
2021/07/14
【最終更新日】2021/07/15
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