ドイツ・アナベルクのエルツゲビルゲ劇場が次期音楽総監督(GMD)にドイツの指揮者イェンス・ゲオルク・バッハマン(Jens Georg Bachmann)を迎えると発表した。2006年からその任にあった高橋直史(Naoshi Takahashi)の後任で、任期は2021/22シーズンから。高橋同様、劇場のピットに入るエルツゲビルゲ交響楽団の首席指揮者も兼務する。
バッハマンはベルリン生まれの48歳。ハンス・アイスラー音楽大学でヴァイオリンを学んだ後、米国のジュリアード音楽院に進んだ。ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ヴェルビエ音楽祭オーケストラでジェームズ・レヴァインの助手を務めた後、フォートワース交響楽団の副首席指揮者(2001-2003)、ボストン交響楽団の副指揮者(2004-2007)を務めた。
2006/2007シーズンには《魔笛》を指揮してニューヨークのメトロポリタン歌劇場にデビュー。2007年から2ハンブルクの北ドイツ放送交響楽団(現在のNDRエルプ・フィルハーモニー管弦楽団)でクリストフ・フォン・ドホナーニのアシスタントを務め、ドイツを中心にさまざまなオーケストラ、歌劇場にに客演を重ねた。2017/2018シーズンからキプロス国立のキプロス交響楽団の首席指揮者兼芸術監督を務めている。
写真:Cyprus Symphony Orchestra
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アナベルク発 〓 エルツゲビルゲ劇場の次期音楽総監督にイェンス・ゲオルク・バッハマン
2021/01/29
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