ドイツ・ブッパータール市が音楽総監督(GMD)にオーストリアの若手指揮者パトリック・ハーン(Patrick Hahn)を起用することを決めた。英国の女流指揮者ジュリア・ジョーンズの後任で、任期は2021/2022シーズンから。ハーンはグラーツ出身の24歳。ドイツで最も若い音楽総監督となる。
ブッパータール市の音楽総監督はヴッパータール交響楽団を指揮してコンサート、オペラともに手がけるポスト。市の発表によると、今回の音楽総監督選びには約100人の応募があり、1月に客演して好印象を残したハーンが満場一致で決まったという。
ハーンはグラーツの少年合唱団で活動後、11歳からグラーツ音楽大学でピアノを専攻。指揮についてはクルト・マズア、ベルナルト・ハイティンクのマスタークラスに参加。米国のアスペン音楽祭とタングルウッド音楽祭で研鑽を積んでいる。
若くしてミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団やドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団を指揮した経験を持ち、バイエルン州立歌劇場、ハンブルク州立歌劇場、ハンガリー国立歌劇場などでオペラも指揮している。
写真:Harrison Parrott / Suntory Hall
もっと詳しく ▷
ブッパータール発 〓 市の音楽総監督に25歳のパトリック・ハーン
2020/08/04
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。