フィンランドの指揮者サカリ・オラモ(Sakari Oramo)がこのほど、BBC交響楽団(BBC Symphony Orchestra)との契約を延長した。オラモは2013年から首席指揮者を務めている。任期は2023年の「BBCプロムス」終了まで延びる。
オラモはヘルシンキ生まれの54歳。シベリウス音楽院でヴァイオリンを学び、17歳でアヴァンティ室内管弦楽団の創設に参加。その後、フィンランド放送交響楽団に入団してコンサートマスターに就任した。
1989年からシベリウス音楽院の指揮者ヨルマ・パヌラに改めて指揮を学ぶ。1993年に病気でキャンセルした指挥者の代役としてフィンランド放送響を指揮、その成功で副常任指揮者のメンバーとなった。
その後、徐々に指揮活動に専念。1999年にバーミンガム市交響楽団の音楽監督に(-2008)。2003年9月にはフィンランド放送響の首席指揮者に就任、2012年に離任した後は名誉指揮者。
2008年からはストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者も務めている。
写真:BBC Symphony Orchestra
ロンドン発 〓 指揮者のサカリ・オラモがBBC響との契約を延長
2020/10/22
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