ザルツブルク復活祭音楽祭が4月3日の開幕を前に、来年2021年の概要を発表した。上演するオペラはプッチーニ《トゥーランドット》で、アンナ・ネトレプコ(Anna Netrebko)がタイトルロールを演じる。他の配役はカラフにユシフ・エイヴァゾフ、リューにゴルダ・シュルツ、ティムールにアレクサンドル・ツィムバリュク。
2021年の客演指揮者はアントニオ・パッパーノで、フィリップ・ヘレヴェッヘが指揮するコンサートも行われる。また、音楽祭の創始者で“楽壇の帝王”と呼ばれた20世紀最大のスター指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンを記念するして、音楽祭期間中に若手演奏家に送られるカラヤン賞の受賞者はヒラリー・ハーン(Hilary Hahn)に決まった。
2021年の音楽祭は、総監督のペーター・ルジツカ(Peter Ruzicka)の最終年。2020年からはバイエルン州立歌劇場の総監督を務めてきたニコラウス・バッハラー(Nikolaus Bachler)に交代する。
また、2013年からクリスティアン・ティーレマン(Christian Thielemann)率いられて音楽祭のレジデンス・オーケストラを務めてきたシュターツカペレ・ドレスデンが2022年を最後に音楽祭を降板、2023年からは毎年違うオーケストラが客演するスタイルに変更される。
写真:Salzburg Easter Festival
音楽祭のサイトへ ▷
ザルツブルク復活祭音楽祭 〓 来年のオペラはネトレプコ主演の《トゥーランドット》
2020/03/09
この記事へのコメントはありません。