コブレンツ発 〓 指揮者ギャリー・ウォーカーが今シーズン限りでライン州立フィルハーモニー管の首席指揮者を退任

2020/02/14

指揮者のギャリー・ウォーカー(Garry Walker)が今シーズンをもって、コブレンツを拠点とするライン州立フィルハーモニー管弦楽団(Staatsorchester Rheinische Philharmonie)の首席指揮者を退任することになった。ウォーカーは今シーズンでオーケストラとの契約が切れる。

ウォーカーは1974年、スコットランド・エジンバラの生まれ。1999年の英国リーズ指揮者コンクールで優勝後、英国を中心にさまざまなオーケストラに客演している。2020/2021シーズンから英国のオペラ・ノースの音楽監督に就任することが決まっている。

オペラ・ノースは1977年、国立オペラの一つとして設立されたオペラ・カンバニー。1981年から民営化され、リーズのグランドシアターを拠点に活動、さらにノッティンガム、サルフォードキーズ、ニューカッスルなどで巡回公演を行っている。音楽監督はアレクサンドル・マルコヴィチ(Aleksandar Markovic)の退任後、2017/2018シーズンから空席になっている。

写真:garrywalker.net / Jack Liebeck

関連記事

  1. ウィーン発 〓 ウィーン・フィルによる恒例のクリスマス・コンサート中止へ

  2. ソウル発 〓 オスモ・ヴァンスカがソウル市立響の首席指揮者を退任

  3. ウィーン発 〓 ネトレプコとエイヴァゾフ夫妻が結婚生活に終止符

  4. ザルツブルク発 〓 ハイティンクがウィーン・フィルの名誉会員に

  5. リヒャルト・シュトラウス音楽祭 〓 アレクサンダー・リープライヒが芸術監督を辞任

  6. 東京発 〓 東京二期会が《影のない女》の上演を断念、代わりに宮本亞門演出の《フィガロの結婚》

  7. ニューヨーク発 〓 ウクライナ人演奏家集めた「フリーダム・オーケストラ」が欧米をツアー

  8. バイロイト発 〓 シモーネ・ヤングが音楽祭デビュー、音楽祭史上初めて《ニーベルングの指環》を指揮する女性指揮者に

  9. 香港発 〓 指揮者のズヴェーデンが香港フィルとの契約を延長

  10. ニューヨーク発 〓 カーネギー・ホールが7月末までの公演をすべてキャンセル

  11. ウィーン発 〓 アン・デア・ウィーン劇場が2020/2021シーズンの公演ラインナップを発表

  12. リューベック発 〓 市立劇場が音楽総監督シュテファン・ヴラダーとの契約を延長

  13. デトロイト発 〓 デトロイト響が音楽監督のヤデル・ビニャミーニとの契約を延長

  14. ヴェネチア発 〓 フェニーチェ劇場が新しいストリーミング配信のスケジュール

  15. ハノーファー発 〓 第11回「ヨーゼフ・ヨアヒム国際ヴァイオリン・コンクール」は米国のマリア・ユデニッチが優勝

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。