ウィーン発 〓 ソプラノのカミラ・ニールンドに「宮廷歌手」の称号

2019/06/08
【最終更新日】2022/11/09

フィンランド出身のソプラノ歌手カミラ・ニールンド(Camilla Nylund)に「宮廷歌手」の称号が贈られた。ニールンドは現在、ウィーン国立歌劇場のリヒャルト・シュトラウス《影のない女》に出演中で、6日の公演後にドミニク・メイヤー総裁から伝達された。

ニールンドはフィンランド西部ヴァーサの生まれの50歳。トゥルク音楽院、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で学び、ハノーバー歌劇場、ザクセン州立歌劇場の専属歌手として活動。その後、世界各地の歌劇場で出演を重ねている。

ウィーン国立歌劇場デビューは2005年で、リヒャルト・シュトラウス《サロメ》のタイトルロールを歌っている。その後、2008年にドボルザーク《ルサルカ》のタイトルロールでザルツブルク音楽祭にデビュー。2011年にワーグナー《タンホイザー》エリーザベト役でバイロイト音楽祭にもデビューした。

写真:Wiener Staatsoper / Michael Pöhn


    もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ウィーン発 〓 国立歌劇場が約50ぶりの新制作となる《ニュルンベルクのマイスタージンガー》をライブ・ストリーミング

  2. ウィーン発 〓 国立歌劇場が新しいストリーミング・サービスを開始

  3. ウィーン発 〓 国立歌劇場に続いて、ウィーン・フィル主催の舞踏会も中止

  4. ウィーン発 〓 アンゲリカ・キルヒシュラーガーがオペラからの引退を表明

  5. ウィーン発 〓 国立歌劇場が2021/2022シーズンの公演ラインナップを発表

  6. ウィーン発 〓 ジョン・ウィリアムズ&ウィーン・フィルのライブCD発売へ

  7. ウィーン発 〓 ソプラノ歌手のリンダ・ワトソンに「宮廷歌手」の称号

  8. ザルツブルク発 〓 ザルツブルク音楽祭が2021年夏の公演ラインナップを発表

  9. リンツ発 〓 マルクス・ポシュナーがブルックナー管の首席指揮者を2026/2027シーズンで退任

  10. ウィーン発 〓 2020年の「ニューイヤー・コンサート」のプログラム発表

  11. ウィーン発 〓 フォルクスオーパーの次期音楽監督に指揮者のオメール・メイア・ヴェルバー

  12. ザルツブルク発 〓 聖霊降臨祭音楽祭が開催中止を発表

  13. ウィーン発 〓 来年の「ニューイヤー・コンサート」は史上初の無観客で

  14. グラーツ発 〓 オクサーナ・リーニフが劇場との契約を延長せず

  15. ザルツブルク発 〓 夏の音楽祭の開幕は8月1日、規模は大幅縮小

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. 2019年 10月 21日