2020年の夏の音楽祭の概要が発表された。期間は8月14日から9月13日。テーマは「Joy」で、期間中に約100のコンサートが行われ、トップ・アーティスト、オーケストラが出演する。2020年のアーティストはミルガ・グラジニーテ=ティーラ。音楽祭のレジデント・オーケストラであるルツェルン祝祭管弦楽団には、音楽監督のリッカルド・シャイーの他、ヤニック・ネゼ=セガン、デイヴィッド・ロバートソン、シルヴァン・カンブルランが客演する。
一方、音楽祭の建て付けが大きく変わることになった。1999年からスタートしたピアノのフェスティバル「PIANO」は今年を最後に廃止される。主に宗教音楽と交響楽を中心としてきた復活祭の時期のフェスティバル「OSTERN」も規模を縮小し、4月に4日間の連続コンサートを行うスタイルに。2020年はテオドール・クルレンツィス率いるムジカエテルナのコンサートが行われ、シリーズは「Teodor」と名付けられている。音楽祭に客演する主要団体は以下の通り。
■ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団(ダニエル・バレンボイム、ラハフ・シャニ指揮)
■バーミンガム市交響楽団(ミルガ・グラジニーテ=ティーラ指揮、ルノー・カプソン、ピョートル・アンデルジェフスキ-共演)
■ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団(スザンナ・マルッキ指揮)
■ウィーン交響楽団(フィリップ・ジョルダン指揮、ニコライ・ズナイダー共演)
■ルツェルン交響楽団(ジェームズ・ガフィガン指揮、スティーヴン・イッサーリス共演)
■マーラー・チェンバー・オーケストラ(ジョージ・ベンジャミン指揮、ピエール=ローラン・エマール共演)
■ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(フランソワ=グザヴィエ・ロト、フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮)
■ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(キリル・ペトレンコ指揮、ダニール・トリフォノフ共演)
■ピッツバーグ交響楽団(マンフレート・ホーネック指揮、アンネ=ゾフィー・ムター共演)
■ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(グスターボ・ドゥダメル指揮)
■ロンドン交響楽団(サイモン・ラトル指揮)
■ドレスデン・シュターツカペレ(クリスティアン・ティーレマン指揮、アニャ・カンペ、アニヤ・ハルテロス共演)
■ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(ワレリー・ゲルギエフ指揮、ジャニーヌ・ヤンセン共演)
■オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティック(ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、モンテベルディ合唱団共演)
■モナコ公の音楽家たち(ジャンルカ・カプアーノ指揮、チェチーリア・バルトリ共演)
■イル・ジャルディーノ・アルモニコ
■ディオティマ弦楽四重奏団
■アルディッティ弦楽四重奏団
写真:Lucerne Festival / Alexandra Muraviova
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ルツェルン音楽祭 〓 2020年の夏の音楽祭の概要を発表
2019/10/30
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