街のランドマークとして親しまれているオペラハウスに競馬の広告を映し出すかどうかで、シドニーが揺れている。シドニーのオペラハウスは1973年の完成で、南半球で最も有名な建造物。2007年には世界遺産に登録された。角度によって屋根がヨットの帆のように見えるという特徴を利用して、以前からアート・マッピングのキャンバスとしてキャンバスとして使われたり、広告の投影も行われているが、今回のニューサウスウェールズ州政府の出した決定に対して、美しい外観を台無しにする、文化施設に相応しくないと、一部の市民、政治家たちが抗議の声を上げた。
問題となっていのは、「Racing New South Wales」の広告。シドニー近郊にある「ロイヤル・ランドウィック競馬場」で10月13日に行う「エベレスト・カップ」を宣伝するため、レーストロフィー、騎手の数字と色が映し出している。世界遺産を管理する国連教育科学文化機関(ユネスコ)が「動きを注視している」とコメントを出している他、シドニーのクローバー・ムーア市長も反対を表明、ネット上には中止を求める署名運動が起ち上がり、20万人を突破している。
写真:Racing New South Wales
もっと詳しく ▷
シドニー発 〓 オペラハウスに映し出された広告が物議
2018/10/09
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。