若手指揮者の登竜門として知られるフランスのブザンソン国際指揮者コンクール(Concours international de jeunes chefs d’orchestre)で27日、日本の米田覚士(Satoshi Yoneda)が優勝した。1959年の小澤征爾の優勝以来、コンクールで日本人が優勝するのは米田で11人目、2019年の沖澤のどかに続く。
コンクールは1951年の創設で、1997年からは2年ごとに開催。今年の審査員長はミハエル・シェーンヴァントで、日本人3人を含む20人が本選に出場。米田と中国のティエンイ・シエ=谢天弈(Tianyi Xie)21歳、米国のキリアン・フリーデンバーグ(Kyrian Friedenberg)26歳の、上位3人で決勝が行われた。
米田は岡山県生まれの29歳。東京藝術大学指揮科を卒業。小田野宏之、高関健に師事、パーヴォ・ヤルヴィや山田和樹のマスタークラスで研鑽を積んだ。2021年の「東京国際指揮者コンクール」で入賞、奨励賞も受賞している。
写真:Festival international de musique / Yves Petit
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ブザンソン発 〓 国際指揮者コンクールで日本の米田覚士が優勝
2025/09/28
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