インド交響楽団(Symphony Orchestra of India)が次期首席指揮者に英国の指揮者マーティン・ブラビンズ(Martyn Brabbins)を迎えると発表した。2017年からその任にあるエフゲニー・ブシュコフの後任で、任期は2026年1月から。
インド響はムンバイにあるインド唯一のプロ・オーケストラ。ホーム・グラウンドとしているNCPA(ナショナル・センター・フォー・パフォーミング・アーツ)のクシュルー・N・サントゥーク会長がカザフスタン人ヴァイオリニスト、マラト・ビゼンガリエフを音楽監督に招き、2006年に設立された。
海外から著名な指揮者を招いて演奏会を行っており、過去にシャルル・デュトワ、カルロ・リッツィ、ユーリ・シモノフらが客演。この1年の間にマーク・エルダー、アンドルー・リットン、ズービン・メータを招いている。
65歳のブラビンズは2016年にイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督に就任したが、2023年に音楽スタッフの人員削減案に抗議して辞任。来シーズンからスウェーデンのマルメ交響楽団の音楽監督に就任することが決まっている。
インド響は2016年に初めて指揮しており、それからたびたび客演、5年前のオーケストラの初めての英国ツアーも指揮している。
写真:National Centre for the Performing Arts
ムンバイ発 〓 インド響が次期首席指揮者に英国の指揮者マーティン・ブラビンズ
2025/08/08
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