コロナ禍の影響で6年ぶりの開催となった第12回浜松国際ピアノ・コンクール(Hamamatsu International Piano Competition)は24日に本選が行われ、日本の鈴木愛美(Manami Suzuki)が第1位を獲得した。第2位にドイツのヨナス・ アウミラー、第3位には小林海都が入賞した。日本人、また、女性ピアニストの優勝はコンクール史上初めて。
鈴木は大阪府生まれの22歳。東京音楽大学器楽専攻(ピアノ演奏家コース)を首席で卒業、現在は大学院修士課程に在学中。昨年の第92回「日本音楽コンクール」ピアノ部門で優勝している。梅田俊明指揮の東京交響楽団と共演した本選では、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を演奏している。
コンクールは1991年、浜松市の市制施行80周年を記念して創設され、3年に1度開催されてきた。第12回は予備審査を経て25カ国1地域の87人が参加。審査委員会はダン・タイ・ソンやペーテル・ヤブロンスキ―らが11人で構成され、委員長を小林仁、安川加壽子、中村紘子、海老彰子の後を受けた小川典子が務めた。
写真:Hamamatsu International Piano Competition
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浜松発 〓 第12回「浜松国際ピアノ・コンクール」で日本の鈴木愛美が優勝。日本人、女性の優勝はコンクール史上初
2024/11/29
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