京都発 〓 京都市響が常任指揮者の沖澤のどかとの契約を延長

2024/07/25

京都市交響楽団(City of Kyoto Symphony Orchestra)が常任指揮者を務める沖澤のどか(Nodoka Okisawa)との契約を延長した。沖澤はこの4月から2026年3月末までの任期で第14代常任指揮者に就任したばかり。今回の契約更改で、任期は3年間延長され、2029年3月末まで延びる。

沖澤は青森県三沢市生まれの36歳。東京藝術大学、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で学び、2018年の第18回「東京国際音楽コンクール」指揮部門で女性として初めて第1位及び特別賞、齋藤秀雄賞を受賞。翌2019年にはフランスの「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝している。

2020年からはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のカラヤン・アカデミーの奨学金を受けてキリル・ペトレンコの助手となり、2022年には急病のペトレンコの代役として、大統領官邸で行われたウクライナとの連帯を示すコンサートで、ベルリン・フィルを指揮している。また、この夏より「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」の首席客演指揮者に就任することが決まっている。

沖澤は7月24日に行われた会見で「3年という当初の任期では、一つひとつの演奏会を成功させることはできても、チクルスなどの大きなプロジェクトは即座に始めないと間に合わない。昨年4月の就任披露演奏会で大きな手応えを得た、同時に長い時間をかけて掘り下げていくことがたくさんあると感じた」と語っている。

また、今後について「京響を聴くために『そうだ、京都に行こう!』となるようにしていきたい。ここでしか味わえない、どっぷり音楽につかる経験を、京都から日本全国、そして世界に発信できるように努めていきます」と、意気込みを語っている。

写真:City of Kyoto Symphony Orchestra


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ベルリン発 〓 クラリネットのアンドレアス・オッテンザマーがベルリン・フィルを退団、指揮活動に集中するため

  2. カルガリー発 〓 カルガリー・フィルも楽団員84人全員を一時解雇

  3. ジュネーブ発 〓 トゥガン・ソヒエフがスイス・ロマンド管弦楽団の首席指揮者・芸術顧問に

  4. アーヘン発 〓 市立歌劇場の音楽総監督にハンガリーの指揮者レヴェンテ・テレク

  5. 訃報 〓 テレサ・ツィリス=ガラ(91)ポーランド出身のソプラノ歌手

  6. ウィーン発 〓 ティーレマン、2024年からスカラ座の《ニーベルングの指環》を指揮

  7. ケルン発 〓 ヨーロッパ10都市でのウクライナ国歌演奏を集め連帯をアピール、欧州コンサートホール機構

  8. カーディフ発 〓 ウェールズ・ナショナル・オペラ、音楽監督を務めるトマーシュ・ハヌスの後任を公開募集

  9. 訃報 〓 マリア・ユーイング(71)アメリカのメゾ・ソプラノ歌手

  10. ワシントン発 〓 ケネディ・センターがナショナル響の楽団員をレイオフ

  11. 東京発 〓 第35回「高松宮殿下記念世界文化賞」の音楽部門はマリア・ジョアン・ピレシュ

  12. 東京発 〓 NHK交響楽団がパーヴォ・ヤルヴィとの契約を延長

  13. ウィーン発 〓 ウィーン・フィルのサマー・ナイト・コンサート、今年はトゥガン・ソヒエフが指揮

  14. ミュンヘン発 〓 マーリス・ペーターゼン、ヴォルフガング・アプリンガー=シュペルハッケにバイエルン州から「宮廷歌手」の称号

  15. ロンドン発 〓 ラトルら世界的な音楽家119人が嘆願書、ウクライナ侵略戦争の即時停止、ロシアのアーティストの一律ボイコットに反対の訴え

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。