2024年に開催が予定されている英国の「リーズ国際ピアノ・コンクール=Leeds International Piano Competition」が新ルールの導入を発表した。発表によると、「ブラインド審査」が導入され、演奏者の姿を見ることができないようなスタイルで審査が行われるようになるという。
コンクールは2020年末に死去したファニー・ウォーターマンらによって1961年に創設。1963年に第1回を開催してから、3年に一度のペースで行われ、これまでラドゥ・ルプー、マレイ・ペライア、アンドラーシュ・シフ、内田光子、小川典子、ラルス・フォークトといったピアニストを輩出している。
2024年コンクールは、これまで使用してきたリーズ市内のタウン・ホールが大規模な改修工事に入るため、西へ15キロほどにある工業都市で、2025年の英国文化都市ブラッドフォードのセント・ジョージズ・ホールでの開催。9月開催で、出場者65名が先週、発表された。
オーディションなどでは既に広く普及している「ブラインド審査」の導入に当たり、コンクールは、人種、性別、衣装、立ち居振る舞いなどが審査員に影響を及ぼすことを避けるためとしており、過去20回のコンクールで女性が優勝したのが2回という歴史にも触れている。
写真:Leeds International Piano Competition / Simon Wilkinson Photography
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リーズ発 〓 リーズ国際ピアノ・コンクールが「ブラインド審査」導入へ
2024/02/07
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