2023年のピューリッツァー賞(Pulitzer Prize)の音楽賞が作曲家のマイケル・エイブルズ(Michael Abels)と器楽奏者のリアノン・ギデンズ(Rhiannon Giddens)によるオペラ《オマール》に贈られた。ギデンズはチェロのヨーヨー・マが主宰する「シルクロード・プロジェクト」の芸術監督を務め、来年のオーハイ音楽祭の音楽監督に予定されている。
《オマール》はアメリカの奴隷制をテーマにした作品で、現在のセネガル生まれで、25歳で奴隷として米国へ渡り、生涯奴隷生活をおくったオマール・ビン・サイードの物語。チャールストンで開催されているスポレート・フェスティバルUSAで、昨年5月27日に初演されている。ビン・サイードは奴隷生活をおくりながら歴史や神学の執筆を行ったイスラム学者だったとして知られる。
写真:Leigh Webber leighwebbe
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ニューヨーク発 〓 ピューリッツァー賞の音楽賞にオペラ《オマール》
2023/05/11
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