音楽之友社は3日、月刊誌「レコード芸術」を6月20日発売の2023年7月号をもって休刊すると発表した。発表によると、近年の音楽媒体や雑誌を取り巻く環境の変化や、用紙などの原材料費の高騰といった複合的な理由で休刊を決めたという。
現在の公称部数は10万部。創刊は1952年3月で、クラシック音楽のレコード評論の専門誌として70年超にわたって刊行されてきた。1963年からは毎年末、日本のクラシック音楽分野の唯一の録音賞「レコード・アカデミー賞」も主催してきた。
音楽之友社は「70余年にわたり培ってきた財産をどのようにして活用していくべきか鋭意研究していく」としているが、突然の発表に音楽関係者の間には困惑が広がった。一部の筆者が中心となり、存続を求める署名活動も始まっている。
写真:ongakunotomo.co.jp
東京発 〓 クラシック音楽の専門誌「レコード芸術」が7月号で休刊、70年超の歴史に幕
2023/04/03
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