ロシア文科省が8日、第17回「チャイコフスキー国際コンクール」の開催を宣言した。発表によると、第17回は6月19日から7月1日まで、モスクワとサンクトペテルブルクで開催される。組織委員会の責任者は指揮者のヴァレリー・ゲルギエフが務める。
コンクールは1958年の創設。原則4年おきにモスクワで開催されており、エリザベート王妃国際音楽コンクール、ショパン国際ピアノ・コンクールと並ぶ世界三大コンクールの一つで、数々の著名な芸術家を輩出してきた。
前回第16回のコンクールで日本勢は、ピアノ部門で日本の藤田真央が第2位に入賞、ヴァイオリン部門では米国から出場した金川真弓が4位に入賞している。
審査員の顔ぶれなどの詳細はまだ未発表。ロシアのウクライナ侵略を受け、「チャイコフスキー国際コンクール」は昨年4月、スイス・ジュネーブに本部をおく国際音楽コンクール世界連盟から除名されており、人選などがどうなるか注目される。
写真:International Tchaikovsky Competition
モスクワ発 〓 ロシアが第17回「チャイコフスキー国際コンクール」の開催を宣言
2023/02/09
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