京都市交響楽団(City of Kyoto Symphony Orchestra)が12日、第14代常任指揮者に沖澤のどかを迎えると発表した。2008年4月から2022年3月までその任にあった広上淳一の後任で、女性指揮者の就任は初めて。任期は2023年4月1日から3年間。
沖澤は1987年、青森県三沢市生まれの35歳。チェロやオーボエを学び、東京芸術大学、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で学び、2018年の東京国際音楽コンクールの指揮部門で女性として初の第1位を獲得。翌2019年にはフランスのブザンソン国際指揮者コンクールで優勝している。
現在、ベルリンを拠点に精力的に音楽活動を展開しており、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のアシスタント・コンダクター。この3月にはキリル・ペトレンコの代役として、ドイツ連邦大統領官邸で開かれたウクライナとの連帯を示すオーケストラの演奏会を指揮して話題をさらった。
京都市交響楽団へのデビューは2021年10月で、ラベルの組曲《ダフニスとクロエ》の第1番、第2番などを指揮している。
写真:Felix Broede
もっと詳しく ▷
京都発 〓 京都市響の第14代常任指揮者に沖澤のどか
2022/07/13
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。