指揮者のダニエル・バレンボイム(Daniel Barenboim)の現場復帰が決まった。6日に音楽監督を務めるベルリン州立歌劇場で、歌劇場管弦楽団(ベルリン・シュターツカペレ)を指揮する「平和のためのコンサート」で復帰する。79歳のバレンボイムは脊椎手術を受けた2月6日から演奏活動を休止、休養していた。
コンサートはロシアの侵略を受けているウクライナへの連帯を示すもの。冒頭、ウクライナ国歌を演奏、収益は人道支援を行っている国連ウクライナ人道基金(UHF)に寄付される。欧州中央銀行(ECB)のクリスティーヌ・ラガルド総裁とドイツ連邦銀行のヨアヒム・ナーゲル総裁も出席、ラジオでも中継されるという。
コンサートではウクライナ国歌の後、シューベルトの交響曲第8番《未完成》、ベートーヴェンの交響曲第3番《英雄》というプログラム。コンサート開催について歌劇場の経営陣とスタッフ全員で「ロシア政府がウクライナに対して開始した戦争について、恐怖とショックを受け、深く懸念しています。この攻撃は、1つの国だけでなく、世界中の平和共存の文化全体を対象としています」とする声明を発表している。
写真:Staatsoper Unter den Linden
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ベルリン発 〓 休養していたバレンボイム、ベルリン州立歌劇場の「平和のためのコンサート」で復帰。ウクライナへの連帯を共有
2022/03/03
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