イタリアの有力紙「コリエーレ・デラ・セラ」が、ロシアの指揮者ワレリー・ゲルギエフがイタリアに所有している資産の売却を進めていると報じた。ゲルギエフは2015年に亡くなった日本人資産家から財産の4分の1を相続しており、イタリア国内だけで1億5,000万ユーロ(約193億円)相当の資産を所有しているという。
報道によると、売却を進めているのは、イタリア国内に所有する不動産。ミラノだけで約20の物件を所有、セグラーテには湖を見下ろす8,000平方メートルの建物があるという。また、ローマ時代の遺跡があるアマルフィ海岸の別荘、ヴェネツィアのバルバリゴ宮殿やサンマルコ広場周辺の商店やグラン・カフェ・クアドリなどの建物も所有している。
ただ、ゲルギエフの資産の大部分はロシアと彼の故郷である北オセチアにあり、イタリアにある資産はその一部に過ぎないとか。北オセチアでは、一時期話題を集めたプーチン大統領の宮殿のような自宅の建設が進んでいるという。
写真:Christopher Morley
ミラノ発 〓 ゲルギエフがイタリア国内の資産売却を進めていると、イタリアの有力紙が報道
2022/03/03
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