米国コロラド州デンバーを本拠地とするコロラド交響楽団(Colorado Symphony)が首席指揮者にピーター・ウンジャン(Peter Oundjian)を迎えると発表した。首席指揮者はブレット・ミッチェルが2020/2021で退任してから空席になっていた。すぐに活動をスタートさせるという。
ウンジャンはカナダ出身の66歳。7歳からヴァイオリンを始め、ロンドンの王立音楽大学で学び、ニューヨークのジュリアード音楽院でイヴァン・ガラミアンやドロシー・ディレイ、イツァーク・パールマンに師事。1981年に東京カルテットに入団、腱鞘炎で演奏家としての活動から引退せざるを得なくなった1995年まで第1ヴァイオリン奏者を務めた。
その後は指揮者に転身。1998年から2003年までアムステルダム・シンフォニエッタの芸術監督を務めた後、2004年には母国カナダのトロント交響楽団の音楽監督に就任、2019/2020シーズンまで在任した。その間、北米のオーケストラにも数多く客演を続け、デトロイト交響楽団の首席客演指揮者も務めている。
写真:Toronto Symphony Orchestra / Nick Wons
デンバー発 〓 コロラド響の首席指揮者にピーター・ウンジャン
2022/02/16
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