10月15日からイタリア中部グロッセートで行われていた第1回「セルゲイ・クーセヴィツキー国際指揮者コンクール」で、日本の出口大地(Daichi Deguchi)が1位なしの第2位をメキシコのホルヘ・バスケス(Jorge Vazquez)と分け合った。
出口は1989年、大阪生まれ。 関西学院大学法学部卒業後、東京音楽大学作曲指揮専攻を改めて卒業。現在、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学指揮科修士課程で研鑽を積んでいる。6月にも、第17回「ハチャトゥリアン国際コンクール」の指揮者部門で優勝している。
コンクールはグロッセートで毎年開催されている「スクリャービン国際ピアノ・コンクール」の運営母体スクリャービン音楽協会が創設したもの。審査委員会は7名構成で、委員長はイスラエル出身の指揮者リオール・シャンバダール。
セルゲイ・クーセヴィツキー(1874-1951)はユダヤ系ロシア人指揮者。コントラバス奏者から指揮者に転身し、1924年から1949年までボストン交響楽団の実質的な終身常任指揮者を務め、世界な水準に高めたことで知られる。
写真:Sergey Kussewitzky International Conducting Competition
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グロッセート発 〓 第1回「セルゲイ・クーセヴィツキー国際指揮者コンクール」で出口大地が最高位
2021/10/19
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