アメリカ音楽界最高の栄誉とされる第63回「グラミー賞」の授賞式が現地時間14日(日本時間15日)、ロサンゼルスで行われた。
グラミー賞は84のカテゴリーで受賞作が選ばれるが、カテゴリ73から82がクラシック音楽の分野。また、別枠の「特別功労賞生涯業績賞」がアメリカのメゾ・ソプラノ歌手、マリリン・ホーン(Marilyn Horne)に贈られた。ホーンは87歳。
今年の授賞式は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、1か月半延期された上、会場の人数制限、アーティストのマスク着用と、異例のスタイルで行われている。
<最優秀現代クラシック作曲>
ラウズ:交響曲第5番
ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮)
ナッシュビル交響楽団
<最優秀クラシック・コンペンディアム>
マイケル・ティルソン・トーマス:アンネ・フランクの日記から、リルケの瞑想
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
サンフランシスコ交響楽団
<最優秀ボーカル・ソロ>
スマイス:ソプラノ、バス・バリトン、合唱と管弦楽のための交響曲《刑務所》
サラ・ブレイリー(ソプラノ)
ジェイムズ・ブラッチリー(指揮)
イクスピアリメンシャル管弦楽団&合唱団
ダション・バートン(バス・バリトン)
<最優秀器楽・ソロ>
クリストファー・テオファニディス:ヴィオラと室内管弦楽のための協奏曲
リチャード・オニール(ヴィオラ)
ディヴィッド・アラン・ミラー(指揮)
アルバニー交響楽団
チー・ユン(ヴァイオリン)
<最優秀室内楽-小編成>
現代の声
パシフィカ弦楽四重奏団
<最優秀合唱>
リチャード・ダニエルプール: ヨシュアの受難曲
ジョアン・ファレッタ(指揮)
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団
ヒラ・プリットマン(ソプラノ)
ジェームズ・K・バス(バリトン)
<最優秀オペラ録音>
ガーシュウィン:歌劇《ポーギーとベス》
エリック・オーエンス(バス・バリトン)
エンジェル・ブルー(ソプラノ)
デイヴィッド・ロバートソン(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
<最優秀オーケストラ演奏賞>
アイブス:交響曲全集
グスターボ・ドゥダメル(指揮)
ロサンゼルス・フィルハーモニック
<最優秀プロデューサー>
デビッド・フロスト
<最優秀エンジニアリング・アルバム>
ショスタコーヴィチ:交響曲第13番《バビ・ヤール》
リッカルド・ムーティ(指揮)
シカゴ交響楽団
写真:Marilyn Horne Museum and Exhibit Center
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ロサンゼルス発 〓 第63回「グラミー賞」発表
2021/03/15
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