ブリスベン発 〓 クイーンズランド交響楽団の次期首席指揮者にヨハネス・フリッチュ

2021/02/20

オーストラリア・ブリスベンを本拠地とするクイーンズランド交響楽団(Queensland Symphony Orchestra)が次期首席指揮者にドイツの指揮者ヨハネス・フリッチュ(Johannes Fritzsch)を迎えると発表した。首席指揮者は2001年から2004年に一度務めており、二度目の登板となる。メキシコの女流指揮者アロンドラ・デ・ラ・パーラ(Alondra De La Parra)の後任。

フリッチュは1960年、旧東ドイツ・マイセンの生まれ。ドレスデンのカール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学で指揮、ピアノ、トランペットを学び、1982年にロストック歌劇場の指揮者陣に加わった。その後、フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督兼首席指揮者(1993-1999)、グラーツ歌劇場の音楽総監督(2006–2013)を歴任した。

1999年にシドニー・オペラハウス管弦楽団の副コンサートマスターだったスーザン・コリンズと結婚したのを機にオーストラリア・タスマニア州ホバートに移住。2018年から2020年にかけて、タスマニア交響楽団の首席客演指揮者も務める一方、タスマニア大学の非常勤の教授などを務めてきた。

写真:CANTO+


関連記事

  1. ロンドン発 〓 イングリッシュ・ナショナル・オペラが新シーズン、2022/2023シーズンの公演ラインナップを発表

  2. マドリード発 〓 トマス・ダウスゴーがスペインのRTVE響の首席客演指揮者に

  3. 北京発 〓 中国の“ウイルス征圧”投稿が物議

  4. ベルリン発 〓 ティーレマンの音楽総監督就任コンサートで、バレンボイムに州立歌劇場名誉会員の称号

  5. ウィーン発 〓 フォルクスオーパーが2024/2025シーズンの公演ラインナップを発表

  6. ロンドン発 〓 アンドルー・ロイド・ウェバーの新作ミュージカル《シンデレラ 》の開幕を延期

  7. ハノーファー発 〓 北ドイツ放送フィルの次期首席指揮者にスタニスラフ・コチャノフスキー

  8. ストックホルム発 〓 2022年の「ポーラー音楽賞」にフランスの室内オーケストラ、アンサンブル・アンテルコンタンポラン

  9. グラーツ発 〓 グラーツ歌劇場が首席指揮者を務めるヴァシリス・クリストプーロスとの契約を延長

  10. ウィーン発 〓 2025年元旦の「ニューイヤー・コンサート」の指揮者はリッカルド・ムーティ

  11. アムステルダム発 〓 コンセルトヘボウも5月に予定していた「マーラー・フェスティバル」の中止を発表、コロナ禍で2年連続の中止

  12. ローマ発 〓 ローマ歌劇場が《椿姫》の新作を4月にストリーミング配信

  13. パリ発 〓 国立オペラの新シーズン開幕は11月末に

  14. ロンドン発 〓 「グラモフォン賞」に新設された「オーケストラ・オブ・ザ・イヤー」にシアトル交響楽団

  15. フィラデルフィア発 〓 ナタリー・シュトゥッツマンがフィラデルフィア管の首席客演指揮者に

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。