オーストラリア・ブリスベンを本拠地とするクイーンズランド交響楽団(Queensland Symphony Orchestra)が次期首席指揮者にドイツの指揮者ヨハネス・フリッチュ(Johannes Fritzsch)を迎えると発表した。首席指揮者は2001年から2004年に一度務めており、二度目の登板となる。メキシコの女流指揮者アロンドラ・デ・ラ・パーラ(Alondra De La Parra)の後任。
フリッチュは1960年、旧東ドイツ・マイセンの生まれ。ドレスデンのカール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学で指揮、ピアノ、トランペットを学び、1982年にロストック歌劇場の指揮者陣に加わった。その後、フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督兼首席指揮者(1993-1999)、グラーツ歌劇場の音楽総監督(2006–2013)を歴任した。
1999年にシドニー・オペラハウス管弦楽団の副コンサートマスターだったスーザン・コリンズと結婚したのを機にオーストラリア・タスマニア州ホバートに移住。2018年から2020年にかけて、タスマニア交響楽団の首席客演指揮者も務める一方、タスマニア大学の非常勤の教授などを務めてきた。
写真:CANTO+
ブリスベン発 〓 クイーンズランド交響楽団の次期首席指揮者にヨハネス・フリッチュ
2021/02/20
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。