静岡県を基盤とするプロ・オーケストラ、静岡交響楽団(静響)と浜松フィルハーモニー管弦楽団(浜フィル)が12月2日、一般財団法人「富士山静岡交響楽団」の設立を発表した。解散を決めていた浜フィルが静響に合流した格好で、新法人は4月から活動を始め、2022年4月の公益財団法人化をめざす。
静響は1988年に活動を始めた「カペレ・シズオカ」を母体とし、指揮者の故・堤俊作の指導を受けて1994年に静岡県初のプロ・オーケストラとして発足した団体。静岡市の清水文化会館マリナートホールを本拠地に年10回程度の定期演奏会を開催。2018年から指揮者の高関健がミュージック・アドヴァイザーを務めている。
一方の浜フィルは1998年の新春コンサートをきっかけに活動をスタート。浜松市を本拠地とする非常設団体で、主にアクトシティ浜松でコンサートを行ってきた。しかし、新型コロナウイルスの影響で支援団体の設立が頓挫。来年3月に解散を決めていた。
写真:Shizuoka Symphony Orchestra
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静岡発 〓 プロ・オーケストラ「富士山静岡交響楽団」が発足、静岡交響楽団と浜松フィルの合併で
2020/12/04
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