ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Vienna Philharmonic Orchestra)が先日、ウィーン国立歌劇場のドミニク・マイヤー(Dominique Meyer)総裁とウィーン楽友協会のトーマス・アンギャン(Thomas Angyan)総裁に名誉会員の称号を贈った。二人はともにを2019/2020シーズン終了をもって総裁を退任した。
マイヤーはパリ国立オペラ総裁、ローザンヌ歌劇場総監督、シャンゼリゼ劇場総支配人などを経て、2010/2011シーズンから国立歌劇場の総裁に就任。任期前半は音楽監督にフランツ・ヴェルザー・メストを迎えて、20世紀のオペラ上演に力を入れてきた。国立劇場退任後、イタリアのミラノ・スカラ座の総裁に就任している。
一方、アンギャンは1988年、楽友協会の事務総長に就任し、年間の公演数を約600公演に増やすなど、協会の“中興の祖”として知られる。楽友協会は1812年の設立された団体で、ウィーン・フィの本拠地として知られる楽友協会ホールの運営を行っている。
写真:Wiener Philharmoniker / Terry Linke
ウィーン発 〓 ウィーン・フィルが総裁二人に名誉会員の称号
2020/08/03
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