訃報 〓 フランシス・レイ(86)フランスの作曲家

2018/11/09
【最終更新日】2023/02/17

フランスの作曲家フランシス・レイ(Francis Lai)=写真左=が亡くなっていたことを、フランスのメディアが7日に報じた。86歳だった。死因などは明らかにされていない。100以上の映画の音楽、600曲以上の歌を手掛け、エディット・ピアフやイブ・モンタンといったフランスのシャンソン歌手たちにも楽曲を提供した。

1932年、仏南東部ニースの生まれ。アコーディオン奏者から作曲家に転身、1966年の映画「男と女」の音楽を担当、スキャットを取り込んだ洒脱な音楽で一躍注目を集めた。

1968年にはフランス・グルノーブル冬季オリンピックの記録映画『白い恋人たち』の音楽も世界的な大ヒットとなり、1970年には映画「ある愛の詩」の音楽で米国のアカデミー賞作曲賞を受賞した。

映画音楽はクロード・ルルーシュ監督=写真右=作品の音楽を手掛けることが多く、他の代表作に『パリのめぐり逢い』、『愛と哀しみのボレロ』、『レ・ミゼラブル』などがある

写真:www.francis-lai.com


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