マルティナ・フランカ発 〓 ヴァッレ・ディートリア音楽祭が2024年の公演ラインナップを発表

2024/02/24
【最終更新日】2024/02/26

イタリアのマルティナ・フランカで行われているヴァッレ・ディートリア音楽祭(Festival della Valle d’Itria)が2024年の公演ラインナップを発表した。指揮者のファビオ・ルイージ(Fabio Luisi)が音楽監督を務める音楽祭は第50回という節目の年で、7月17日から8月6日までの開催。

発表によると、上演されるオペラはベッリーニ《ノルマ》、ニーノ・ロータ《アラジンと魔法のランプ》、ヘンデル《アリオダンテ》の3作品。また、初演から200周年を迎えるベートーヴェンの交響曲第9番の演奏会も行われ、リッカルド・フリッツァがバーリのペトルッツェッリ劇場管弦楽団と合唱団を指揮する。

開幕を飾るのは新制作の《ノルマ》で、指揮はファビオ・ルイージ。カーサ・リコルディの批評版による上演で、ニコラ・ラーブが新演出を手掛ける。ノルマにジャクリン・ワグナー、アダルジーザにはヴァレンティーナ・ファルカシュ、ポリオーネにアイラム・エルナンデス、オロヴェーソにはサイモン・リムが起用される。

一方、ロータ《アラジンと魔法のランプ》はリタ・コセンティーノの演出。指揮はフランチェスコ・ランツィロッタで、ペトルッツェッリ劇場管弦楽団を指揮する。また、《アリオダンテ》の演出はトーステン・フィッシャー。フェデリコ・マリア・サルデッリが自身の主宰するアンサンブル「モード・アンティコ」を指揮する。

写真:Festival della Valle d’Itria


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