ニューヨーク・フィルハーモニックが16日、「不正行為」を理由に楽団員二人を解雇すると公表した。オーケストラは、この判決は元連邦裁判官が率いる5か月間の内部調査の結果だと述べており、二人がオーケストラの見解に異議を唱え、音楽家組合がオーケストラの決定を審査している間、両者は無給休暇に置かれている。組合の許可が得られたら解雇するという。解雇理由の詳細が明らかにされていないため、逆に物議を醸している。
解雇されたのは、オーボエの首席奏者の王亮(Liang Wang)、トランペットの副首席奏者のマシュー・マッキー(Matthew Muckey)。王は1980年、中国の青島生まれ。中国の中央音楽学院で英才教育を受けた後、フィラデルフィアのカーティス音楽院で学んだ。中国で英才教育を受け、海外で活躍してきた音楽家の代表格。サンタフェ・オペラ管弦楽団、シンシナティ交響楽団の首席奏者を経て、2006年にニューヨーク・フィルハーモニックに入団した。マッキーも2006年の入団、カリフォルニア州サクラメント生まれ。
写真:LiangWang.com
ニューヨーク発 〓 ニューヨーク・フィルハーモニックが「不正行為」を理由に楽団員二人を解雇
2018/09/20
【最終更新日】2024/04/15
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。