ロングボロー発 〓 フェスティバル・オペラの新しい音楽監督にクリストファー・ウォード、アンソニー・ニーガスの後任

2026/03/21

ロングボロー・フェスティバル・オペラが新しい音楽監督に英国の指揮者クリストファー・ウォード(Christopher Ward)を迎えると発表した。任期は2027年のフェスティバルからで、2000年からその任にあり、2026年で退任するアンソニー・ニーガス(Anthony Negus)の後任。ニーガスは2027年から名誉指揮者に就任する。

45歳のウォードは、トーンブリッジ・スクール、オックスフォード大学、ギルドホール音楽演劇学校で学び、サイモン・ラトルやケント・ナガノのアシスタント、ザールブリュッケン州立劇場の指揮者を務め、2018年からドイツ・アーヘン歌劇場の音楽総監督を務めた(ー2025)。アーヘンでは地元出身で作曲家、指揮者として活躍したレオ・ブレヒトの作品の楽曲の世界初録音を含むいくつかの録音プロジェクトで国際的な注目を集めていた。

フェスティバルは1991年にマーティンとリジーの、グラハム夫妻が設立。当初は夫妻の自宅でコンサートを開催していたが、1997年にバイロイト祝祭劇場をモデルにした500席のオペラハウスを建設、英国では珍しく、ワーグナー作品の上演を続けている。ニーガスもワーグナーのスペシャリストとして知られてきた。

2026年のフェスティバルは5月30日に新制作のヘンデル《オルランド》で開幕。8月8日までヴェルディ《マクベス》、フンパーディンク《ヘンゼルとグレーテル》、ワーグナー《トリスタンとイゾルデ》が上演される。

写真:Aachener Sinfoniker / Andreas Steindl


  もっと詳しく ▷


関連記事

  1. ザルツブルク発 〓 復活祭音楽祭が早くも2022年のプログラムを発表、オペラは《ローエングリン》

  2. ジャクソン発 〓 グランドティトン音楽祭が音楽監督のドナルド・ラニクルズとの契約を延長

  3. ロンドン発 〓 エンシェント室内管の音楽監督にローレンス・カミングス

  4. ロンドン発 〓 BBC Promsは開催を5月末に判断

  5. バイロイト発 〓 バイロイト音楽祭が2023年の概要を発表、パブロ・エラス=カサド、ナタリー・シュトゥッツマンが音楽祭デビュー

  6. ロンドン発 〓 ギルドホール音楽演劇学校が休校、教員に感染者

  7. ロンドン発 〓 イングリッシュ・ナショナル・オペラが2023/2024シーズンの公演ラインナップを発表、年次補助金の打ち切りで新制作なし

  8. ロンドン発 〓 イギリスの音楽家のビザなし渡航でEU加盟19カ国と合意と発表

  9. ザルツブルク発 〓 ロバート・ウィルソン演出の《メサイア》で2020年のモーツァルト週間が開幕

  10. ヴェローナ発 〓 音楽祭のカーテンコールでオーケストラ起立せず、“歌えない、振れない”ドミンゴへの反発広がる

  11. ロンドン発 〓 ジョン・エリオット・ガーディナーが自ら創設したモンテヴェルディ合唱団・管弦楽団などからの退任の辞を発表

  12. ブレゲンツ発 〓 エンリケ・マッツォーラがブレゲンツ音楽祭のレジデント指揮者に

  13. バイロイト音楽祭 〓 来年の《さまよえるオランダ人》にオクサーナ・リーニフを起用、女性指揮者は音楽祭初

  14. ザルツブルク発 〓 ザルツブルク音楽祭、暫定芸術監督にブルク劇場の前芸術監督カリン・ベルクマン

  15. ナント発 〓 音楽祭ラ・フォル・ジュルネ、政府から突然予算をカットされる

  1. 当記事で地名が「ロングボロー」と成っていますが実際は「ラフバラー(Loughborough)」です。
    訂正をなさった方が良いかとコメントさせて頂きました。

      • m-festival

      ラフバラーは、イングランドのレスターシャーのチャーンウッドにあるタウン。一方、ロングボローは、グロスターシャー州のマーケットタウン、ストウ・オン・ザ・ウォルドから北へ4.0km(2.5マイル)に位置する村、ということで、別物ではないのですか?

      • m-festival

      はい、私もそのつもりでいます。別の町のこと、です。

  1. この記事へのトラックバックはありません。