新日本フィルハーモニー交響楽団が18日、2023年4月に幕を開ける2023/2024シーズンの定期演奏会のラインナップを発表した。新シーズンの定期演奏会を貫くテーマは「Wien Line」。今シーズンからミュージック・アドヴァイザーとして活動を始めている佐渡裕は4月に第5代音楽監督に就任、新シーズンは最初のシーズンとなる。
開幕公演は4月8日で、指揮はもちろん佐渡。リヒャルト・シュトラウスの《アルプス交響曲》、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を組み合わせたプログラムで、ピアノは辻井伸行を迎える。佐渡は10月にブルックナーの交響曲第4番《ロマンティック》、2024年1月にマーラーの交響曲第4番を指揮、 ブルックナーにはハイドンの交響曲第44番を、マーラーには武満徹《系図》を組み合わせる。
新シーズンの客演指揮者は、沼尻竜典、シャルル・デュトワ、秋山和慶、デリック・イノウエ、ジョゼ・ソアーレス、阿部加奈子、鈴木秀美、ジャン=クリストフ・スピノジ、それに前音楽監督の上岡敏之といった顔ぶれが揃った。
デュトワはこの6月の創立50周年特別演奏会を指揮して約2年越しの共演が実現、新シーズンも6月に登場する。ドビュッシーの《牧神の午後への前奏曲》、ストラヴィンスキーのバレエ音楽《火の鳥》組曲、ベルリオーズの幻想交響曲という十八番を集めたプログラムが組まれている。
また、2020年からコンポーザー・イン・レジデンスとミュージック・パートナーを務めてきた久石譲が9月と2024年2月に登場。9月はマーラーの交響曲第5番に加えて、新作を指揮する。
写真:New Japan Philharmonic
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東京発 〓 新日本フィルが新シーズン、2023/2024シーズンの定期演奏会ラインナップを発表
2022/08/19
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