フランスを代表する国際的ヴァイオリニストのルノー・カプソン(Renaud Capuçon)が12回のコンサートでの収入を申告しなかったとして有罪判決を受け、控訴を棄却された。
フランスでの報道をまとめると、カプソンは2013年に5回、2014年に6回のコンサートを申告せず、さらに2013年に5回、2014年に22回、計27回の出演料を過少申告したという。裁判所は判決で、未納の税金110,735ユーロ(約1,900万円)とその他の経費19,498ユーロ(約331万円)を支払うことを命じている。
カプソンはフランス南東部シャンベリ生まれの48歳。14歳でパリ国立高等音楽院に入学し、ジェラール・プーレ、ヴェーダ・レイノルズに師事。その後、トマス・ブランディス、アイザック・スターン、シュロモ・ミンツらの元で研鑽を積んだ。
その後、1986年に指揮者のクラウディオ・アバドが設立したマーラー・ユーゲント・オーケストラで、1998年から2000年までコンサートマスターを務めた。マクロン大統領の友人として知られ、この夏のパリ五輪でホストの一人を務めることになっている。
写真:Erato / Ars Magna
パリ発 〓 ヴァイオリニストのルノー・カプソンに所得の過少申告で有罪判決
2024/05/23
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